

テレビを見ているとちょいちょい思うことが「ビュッフェ」と「ブッフェ」の違いです。
私の記憶が正しければ、メディアでこの言葉がよく取り上げられるようになった頃は「ビュッフェ」だったはず。
それがここ数年では「ブッフェ」と呼ばれることが多くなったように感じます。
これは「まつざかぎゅう」と「まつざかうし」に通ずるメディアマジックなのは理解できます。
しかし、そもそも論として…
- 「ビュッフェ」と「ブッフェ」って別物なの?
- それとも同じものでどちらかの呼び方に正解があるの?
ということが気になって夜も眠れないわけです。思わず節子にツッコミたくなるくらいフラストレーションが溜まっているわけなんです。
そこで今回は、「ビュッフェ」と「ブッフェ」の謎(勝手に自分で謎認定している)について調べた結果をまとめていきます。
目次
「ビュッフェ」と「ブッフェ」の違いは?
「ビュッフェ」と「ブッフェ」について調べた結論としては、どちらも同じ意味らしいです。
そもそも「ビュッフェ」と「ブッフェ」はフランス語で「buffet」と書くのですが、これをどちらで発音するかしか違いはないんだとか(笑)

内心どこかに向けてツッコミたい気持ちがどーんと噴火しそうです。
ビュッフェ(ブッフェ)とは?
そもそもビュッフェ(ブッフェ)とは、フランス語で立食形式を意味します。
また、言葉の起源は「飾り棚」を意味し、飾り棚に料理を並べて各自が立食形式で自由に料理を取り分けるスタイルから現在の立食形式の意味が定着したようです。
ビュッフェ(ブッフェ)というと、結婚式の二次会やホテルなどで食べ放題のイメージがありますが、実際には「立食形式」が正解で、必ずしも食べ放題ではないようです。
ビュッフェ(ブッフェ)にもたくさんの形式がある
ビュッフェ(ブッフェ)について調べていると、実はたくさんの形式があることがわかったので紹介していきます。
スタンディング・ビュッフェ(ブッフェ)
会場の数ヶ所に用意された料理や飲み物を自由に取り分け、立食形式で食べたり喋ったりすることを「スタンディング・ビュッフェ(ブッフェ)」と呼びます。
いわゆる立食パーティなので、食べることよりも参加者同士で喋ることに重きを置いているビュッフェ(ブッフェ)形式です。
シッティング・ビュッフェ(ブッフェ)
会場の数ヶ所に用意された料理や飲み物を自由に取り分け、テーブルで食べることを「シッティング・ビュッフェ(ブッフェ)」と呼びます。
よく食べ放題と間違えられますが、会場によるのが正解です。
オンテーブル・ビュッフェ(ブッフェ)
一定の人数が座れる大テーブルに最初から料理が用意されており、各自で自由に取り分けることを「オンテーブル・ビュッフェ(ブッフェ)」と呼びます。
「ビュッフェ」と「ブッフェ」っていつから呼ばれるようになった?どちらの方がメジャーな呼び方?
ここまでの内容で、「ビュッフェ」と「ブッフェ」が同じ意味だということが分かりましたが、冒頭で触れたようにメディアマジックで呼び方がコロコロ変わることに抵抗を隠せません。
実際、いつごろから「ビュッフェ」と呼ばれたり「ブッフェ」と呼ばれているか気になりますよね?
本当はテレビで年代ごとの呼び方を調べたかったのですが、個人調査に限界を感じ、「Google Trends」というツールを使ってみました。
2004年から2019年8月現在までに「ビュッフェ」と「ブッフェ」がどれくらいの比率で検索されているのか調べています。
画像から分かるように、2004年から2009年頃までは両者の呼び方にそこまで差はなかったものの、全体的に「ビュッフェ」の方がメジャーなのが分かります。

と思ってグラフと記憶を照らし合わせて検証したところ、結論は…
メディアマジック!!
簡単なことでしたね。考えても無駄。私はずっとメディアに踊らされていたんです(笑)
「ビュッフェ」と「ブッフェ」についてのまとめ
今回は私の中で永遠の謎になりかけていた「ビュッフェ」と「ブッフェ」について真相を暴いてみました。
まとめると、
- 「ビュッフェ」と「ブッフェ」の違いは発音だけで、意味は同じ
- ビュッフェ(ブッフェ)にはいろんな形式がある
- 結局のところ、メディアに踊らされているだけ
ということが分かりました。
冒頭で挙げた「まつざかぎゅう」と「まつざかうし」論争もそうですが、ややこしいからコロコロ呼び方を変えないでほしいですよね。
まぁ、田舎育ちの私としては「ビュッフェ」だろうが「ブッフェ」だろうが、そもそも縁がないんですけどね(笑)
